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人生の3分の1を決める!最高の寝室づくり
2025.7.15
暮らしの提案
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こんにちは、一級建築士の白石です。
わたしたちが一生でどのくらい眠っているかご存知ですか?具体的な時間は人によってまちまちですが、一般的に人生の約3分の1を睡眠に費やしているといわれています。
寝室はただ眠るだけの空間ではなく、心身をリセットし、翌日を快適に迎えるための「回復の場」として重要な役割を果たします。
快適な寝室環境を整えることは、生活の質そのものを向上させる鍵となるのです!
今回は、心地よく過ごせる寝室づくりの設計ポイントをご紹介します。
静けさへの配慮

寝室は、住まいの中でも特に「静けさ」が求められる空間です。隣接するリビングや水まわりからの生活音を考慮し、部屋の配置や壁の遮音性に配慮することで、より快適な眠りの環境を整えられます。
さらに最近では、テレビの音やスマートフォンの使用、いびき・寝言といった夫婦間の生活リズムの違いから、寝室を別室にするケースも増えており、それぞれの空間がよりプライベートで心地よいものになるような工夫も大切です。
採光と通風

朝日がやさしく差し込むような窓の配置を意識することで、寝起きの心地よさが大きく変わります。
ただし、枕元や頭上に窓を設ける場合は注意が必要です。冬場には冷気が降りてきて、睡眠中に寒さを感じやすく、肩こりや体の不調につながることも。採光を確保しながらも、快適な眠りを妨げない配置や断熱性にも配慮したいポイントです。
照明とインテリア

寝室はリラックスできる空間であることが理想的。落ち着いたトーンのインテリアや間接照明を活用することで、視覚的にも安らげる環境をつくることができます。
最近では、調光・調色が可能な照明を取り入れ、気分や時間帯に応じた光の調整ができる空間づくりが人気です。
動線の工夫

寝室からトイレ、洗面所、ウォークインクローゼットへスムーズにつながる動線を確保すると、夜間の移動や朝の身支度もはかどり、毎日の暮らしが、より快適でストレスの少ないものになります。
平屋で叶える、暮らしやすい寝室

近年、平屋住宅の人気が高まっています。寝室が同じフロアにあることで、階段のないバリアフリーな将来を見据えた住まいづくりができ、年齢やライフステージを問わず多くの方にとって「暮らしやすい選択肢」となっています。
また、起床から朝食までの生活動線がコンパクトにまとまることでムダな移動が減り、より快適な暮らしを送れます。平屋ではリビングとのつながりを保ちつつも、寝室は落ち着いたゾーンとして計画できるため、心地よさとプライバシーの両立が可能。
「寝室の心地よさ」は単なる個人的な満足にとどまらず、人生そのものの質に影響を与えます。住まいの設計の中で寝室を重視することが、健やかで充実した毎日を手に入れる第一歩といえるでしょう。
快適な寝室づくりを通じて、人生の3分の1をより豊かで充実したものにしてみませんか?
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