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  • 暮らしを快適にする!ベストなコンセントの位置とは?

    2025.7.17

    暮らしの提案

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    暮らしを快適にする!ベストなコンセントの位置とは?

こんにちは、一級建築士の白石です。

コンセントの位置はプランニングの中でも後回しにされがちですが、暮らし始めてから「もっとこうしておけばよかった」と後悔する方が多いポイントのひとつです。
後からの増設は費用がかかり、希望の位置に設置できないこともあるため、新築時にしっかり計画しておくことがとっても重要!
そこで今回は、暮らしやすさを格段にアップさせる「最適なコンセント配置」のポイントをご紹介します。

家具・家電の「定位置」を想定する

暮らしを快適にする!ベストなコンセントの位置とは?

コンセントを配置する際は、家具や家電の「定位置」をイメージすることが大切です。
例えば寝室なら、ベッドの両側にスマホ充電用のコンセントを設置すると便利。
リビングでは、テレビ裏にAV機器用として4~6口を確保することで、タコ足配線を避けつつスマートに使えます。また、ダイニングテーブル下に床埋め込み式のコンセントを設ければ、ホットプレートやスマホ充電時にコードが邪魔にならず快適です。
掃除機用などは床から30cm程度、作業台用は腰高(約85〜100cm)に設定すると使いやすさアップ!
また、もはや必須のインターネット環境を快適に整えるため、モデムの設置位置や有線LANの配線計画も含めて、関連するコンセントの配置を検討しておきましょう。

「使う場所にある」が快適さのカギ

暮らしを快適にする!ベストなコンセントの位置とは?

掃除機の使いやすさを考慮し、廊下や階段、部屋の角にコンセントを配置すると、スムーズに掃除ができます。スティック掃除機やロボット掃除機の充電スペースも事前に確保しておくと、家事の効率が向上します。
キッチンや洗面台周りは家電が多いため、電子レンジ・炊飯器・ケトルのほか、コーヒーメーカーやミキサーなど一時的に使う家電用の予備コンセントを設置すると安心。
洗面台まわりでは、ドライヤーや電動歯ブラシの充電用コンセントの位置・数を事前に決めておくと、配線がごちゃつかずスマートに使えます。
また、防犯や防災の観点からも、避難経路となる場所にコンセントを設けておくことで、非常時には足元灯などを設置できるなど、万が一の備えにもなります。
このようにコンセントは必要な場所に、必要な数だけ設けておくのがポイントですが、新生活をイメージするのはなかなか難しいですよね。現在の生活の中で、「ここで延長コードをよく使うから、この辺にあると便利かも」「この場所はよく使うからいつも足りないんだよな」といった場所を意識して覚えておくと、コンセント計画に役立ちますよ。

実はあると便利な「屋外コンセント」は新築時の設置がおすすめ

暮らしを快適にする!ベストなコンセントの位置とは?

電動工具(電動ドリル、草刈り機、高圧洗浄機など)を使う際に、屋外コンセントがあるとスムーズに作業できます。
屋外コンセントを設けるには、建物の外に電気配線を通すルートの確保が必要です。
新築時であればスムーズに配線できますが、後から設置しようとすると、建物の構造上、ルートが確保できなかったり、工事費が高額になったりすることがあります。
また、電気を分けるためのブレーカー(分電盤)にも空きが必要な場合があります。空きがない場合、分電盤の増設が必要になりますが、それも難しいケースでは設置自体ができないこともあるため、新築時に計画しておくのが安心です。
また、将来的に電気自動車を購入する可能性を考慮して、新築のタイミングでEVコンセントを設置してもいいでしょう。

将来を見据えて「多め・ゆとりある配置」がベスト

暮らしを快適にする!ベストなコンセントの位置とは?

コンセントは見た目以上に「生活動線の快適さ」に直結する設備。設計段階からしっかり考えておくことで、住んでからの満足度が大きく変わります。
将来的にスマート家電が増えることを考えると、現在は使用予定がなくても予備として数口追加しておくのがおすすめです。
「どこに・何のために・いくつ」コンセントが必要か?生活シーンを具体的にイメージすることが、コンセント配置の最大のポイント!
新築時こそ、暮らしやすさを左右するコンセント計画をしっかり考えるチャンスです。
お悩みの方はエースホーム太田店にお気軽にご相談くださいね。

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