COLUMN

  • 秋の花粉がつらい季節に。家の中を快適に保つためにしたい3つのこと

    2025.9.11

    暮らしの提案

    new

    VIEW MORE

    秋の花粉がつらい季節に。家の中を快適に保つためにしたい3つのこと

こんにちは、一級建築士の白石です。

春の花粉に比べて注目されにくい「秋花粉」ですが、この時期にもアレルギー症状を引き起こす花粉が多数存在します。
今回は、秋の花粉の正体と、住まいの工夫でできる対策をわかりやすくご紹介します。

秋の花粉は生活圏内からやってくる

秋の花粉がつらい季節に。家の中を快適に保つためにしたい3つのこと

秋の主な花粉の原因は以下の植物です。

・ブタクサ・ヨモギ(キク科):8月〜10月に飛散。河川敷や空き地など、身近な場所に生育
・カナムグラ(アサ科):住宅街でも見られるつる性植物
・イネ科雑草:春〜秋まで広く飛散

これらの花粉は粒子が非常に小さく、気管支まで入りやすいため、咳や喉の違和感、喘息のような症状を引き起こすことも。風邪との違いに気づかず、対策が遅れることもあります。
飛散距離は短いのですが、生活圏内にあるので避けにくい植物でもあります。

家の中を快適に保つためにしたいこと① 家の中に入れない

秋の花粉がつらい季節に。家の中を快適に保つためにしたい3つのこと

まず大切なのは、当たり前ですが「家の中に入れない」こと。

・外出先から帰宅したら、玄関で衣類や髪をはらう
・花粉がつきにくい素材(ポリエステルなど)を選ぶ
・洗濯物は室内干しや乾燥機を活用

などの対策が必要です。
さらに、玄関に粘着ローラーやマットを置くだけでも侵入をかなり抑えられます。

家の中を快適に保つためにしたいこと② 「侵入経路」をブロック

秋の花粉がつらい季節に。家の中を快適に保つためにしたい3つのこと

窓や換気口は花粉の入り口にもなります。
できれば窓は開けないほうがいいのですが、住まいによっては換気の関係上どうしても窓を開けたい場合もあると思います。そこで、

・換気は花粉が少ない早朝か夜に限定
・窓を開ける際はレースカーテンを使い、開け幅はなるべく少なく
・給気口には花粉対策フィルターを設置

などの工夫で、花粉の侵入量を大幅にカットできます。

家の中を快適に保つためにしたいこと③ 「溜めない・除去する」室内環境整備

秋の花粉がつらい季節に。家の中を快適に保つためにしたい3つのこと

完全に家の中への花粉の侵入を防ぐのは難しいでしょう。一度入ってしまった花粉は、室内で舞い上がらせない工夫が大切です。

・朝一番の水拭き掃除で舞い上がりを防止
・花粉に特化した空気清浄機を活用
・カーテンやソファカバーなどの布製品をこまめに洗濯

などを試してみてください。また、掃除機の前にモップをかけると舞い上がりを防ぐことができます。

家の外からの侵入を防ぎ、室内の環境を整えることこそ、花粉対策の基本!ちょっと面倒に感じることもありますが、工夫次第で家族全員が安心して過ごせる空間がつくれます。
秋の花粉にお困りの方は、ぜひ実践してみてくださいね。

CONTACT

資料請求・お問い合わせ