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今すぐできる!住まいの暑さ対策
2024.7.11
暮らしの提案
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こんにちは、一級建築士の白石です。
毎日暑いですね!家の中でも熱中症になることがあるので、暑い日は無理せずクーラーをつけるようにしたほうがよいそうです。
一方で、クーラーをつけっぱなしとなると電気代や二酸化炭素の排出量も気になります…。なるべく効率よくお部屋を冷やすためには、どうしたらよいでしょうか?
家の「外側」での遮蔽が効果的
室外から侵入する熱の約7割は窓などの開口部からと言われています。室内を暑くしないためには、「日光が窓に到達する前にシャットアウトする」ということが重要です。まずはしっかり開口部に屋根や庇を掛けること。それらが難しい場合でも外部の遮蔽部材(シャッター・ブラインド・シェード・すだれなど)の、季節に応じて調節できる設備を導入すると効果的です。例えばLIXILのスタイルシェードで窓全体を覆うことができれば、夏の日差しを約8割カットすることができます。あるとないとでは大違いですね!
一方で窓の内側のカーテンやブラインドなどでも日差しを遮ることはできますが、外部遮蔽部材の約半分の45%カットと遮蔽率が低くなり、室内まで入ってきた熱はそのままこもってしまいます。
エースホームの家のような高気密高断熱住宅は、外気温の影響を受けにくい反面、熱がこもりやすいので、室内側での日射遮蔽は注意が必要です。そこで家の中がオーバーヒートしないように窓辺の外部遮蔽対策をすると効果は抜群!太陽光の量を調節することで、通常と比較して空調にかかる電力エネルギーを節減しながら部屋の温度が下がるため、地球にもお財布にも優しい暑さ対策です♪
窓の大きさを小さくしたり、日射遮蔽部材つきの窓を設置したりすることで日射量を減らすこともできますが、冬や肌寒い春・秋に暖房使用を減らすためには日射取得も必要です。
そのため、窓の外に後づけできるシェードやすだれなどで臨機応変に対応できることが重要になります。
樹木で日射遮蔽
外部遮蔽のひとつに、植栽で日射遮蔽をする方法があります。窓辺に樹木を植えることで日差しを防ぐほか、お庭に芝生や緑を植えることで強い太陽光の照り返しを防ぐ効果も。
窓辺の植栽には落葉樹が特におすすめです。落葉樹は夏には葉が茂って日差しを遮り、冬には葉が落ちて光が差し込むようになります。掃除の手間を考えて常緑樹ばかりを植える方も多いですが、こうした自然の役割もあるため、バランスよく庭に植えると効果的です。
太陽光パネルが日射遮蔽に!
屋根に太陽光発電パネルを設置すれば、屋根の日射遮蔽になると環境省の「デコ活」ページに取り上げられています。(参照HP)。
つまり、
① 太陽光パネルで日射遮蔽をし、室温の上昇を抑えることでエアコンに負荷が掛かり過ぎず省エネ
② 太陽光パネルで発電することで創エネし、自家消費することでさらに省エネ
というダブルの省エネ効果が得られるということ。まさに一石二鳥です^^高気密高断熱と太陽光発電を上手に組み合わせることで、クーラーをつけっぱなしにした快適で健康的な暮らしと「我慢をしない省エネ」を実現しましょう!
今すぐできる住まいの暑さ対策のポイントは、ズバリ「家の外部での日射遮蔽」!よしずやすだれなどはホームセンターで手軽に購入できるものばかりですから、ぜひ試してみてくださいね。
ちなみに、日射遮蔽部材の中には家の中の様子が外から見えにくくなるものもあり、プライバシー確保にもなるというメリットがあります。
住まいのことならエースホーム太田店にお気軽にご相談くださいね^^
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