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  • 生活動作の専門家の視点を取り入れた、長く安心して暮らすための家づくり

    2026.8.28

    暮らしの提案

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    生活動作の専門家の視点を取り入れた、長く安心して暮らすための家づくり

こんにちは。一級建築士の白石です。

家づくりでは「省エネ」や「耐震」ばかりが注目されがちですが、実はもうひとつ欠かせない視点があります。それは、年齢や身体の変化に関係なく、ずっと安全に暮らし続けられるための「安全持続性能」です。
住宅の安全性能(転倒・転落予防など)を高めることで、世代に関係なく、快適に過ごすことができるようになります。「持続可能な家づくり」にとって、設計時にあたりまえに考えられるべき性能のひとつといえるでしょう。
今回は、日常生活動作の専門職である作業療法士の視点を取り入れた、安全持続性能を高める家づくりのヒントをお届けします。

①トイレ:毎日何度も使う場所こそ、動きやすく

生活動作の専門家の視点を取り入れた、長く安心して暮らすための家づくり

トイレは1日に何度も使う場所ですから、動きやすさが暮らしの質を大きく左右します。
入口は引き戸で、便器と並行に入れる配置にすると方向転換が少なく、子どものトイレトレーニングもしやすくなります。将来、歩行が不安定になったときも、無理なく使えます。

②階段:家の中でもっとも「落ちる事故」が多い場所を「安全地帯」に

生活動作の専門家の視点を取り入れた、長く安心して暮らすための家づくり

階段は転落事故が起こりやすい場所。転倒と比較すると、転落は重症化の割合が約3.4倍も増えるそうです。手すりの設置、足元灯で段差を見やすくする、踏面の広さをしっかり確保する、まわり階段では踊り場つきにするなど、事故を防ぐ工夫が欠かせません。
小さな子どもがいる家庭ではベビーゲートも必須。
階段の安全性は、家全体の安全性を左右するほど重要です。

出典:東京消防庁「救急搬送データからみる日常生活の事故(令和6年)」
第2部「種別ごとに見る事故」および第4部「初診時程度(死亡・重篤)から見た事故」より

https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/content/000093796.pdf
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/content/000093798.pdf

※「ころぶ」「落ちる」の初診時程度別搬送人員の割合をもとに当社算出

③段差なし:小さな段差が大きなリスクに

生活動作の専門家の視点を取り入れた、長く安心して暮らすための家づくり

家の中の段差は、若いときは気にならなくても、年齢を重ねるとつまずきやすくなります。視力が落ちるとわずかな段差でも認識しづらくなるため、転倒予防にはフラットな床がおすすめです。
スキップフロアや小上がりは、空間に変化をつけたり、収納や居場所を増やしたりできる魅力的な間取りです。ただ、採用する際は「今の暮らしやデザイン性」だけでなく、「将来の使いやすさ」も含めて検討するといいでしょう。
エースホーム太田店では、スキップフロアを取り入れたプランはもちろん、段差を抑えたフラットなプランもご用意しています。ご家族のライフスタイルや土地の条件に合わせて、最適な間取りをご提案させていただきますので、ご安心くださいね。

④温度差:健康を守る「見えない安全性」

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冬の寒さや部屋ごとの温度差は、血圧の急変やヒートショックの原因になります。リビングだけでなく、トイレ・洗面室・廊下なども含めて温度差を小さくすることが、健康的な暮らしにつながります。
高気密・高断熱な家づくりで部屋間の温度差を小さくすることも、日々の安全につながる工夫です。

⑤玄関:出入りのしやすさが「暮らしの快適さ」をつくる

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玄関は家の出入りで必ず通る場所。上がり框の段差をできるだけなくし、靴の脱ぎ履きがしやすいようにイスや手すりを設けると、子どもから高齢者まで安心して使えます。
将来、身体の動きが変わっても対応できるようにしておくことで、長く住み続けられる家になります。

⑥室内干しスペース:1階で完結する家事動線をつくる

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洗濯物を2階に運ぶ動作は負担が大きく、階段転落のリスクもあります。1階に室内干しスペースがあると、家事がラクになり、共働き家庭でも時間に縛られずに洗濯できます。
将来、階段の上り下りが難しくなったときにも、1階で生活が完結するので安心です。

土地の広さやご予算によっては、ここで挙げたすべての基準を間取りに取り入れることが難しい場合もあります。ご家族によって優先したい対策は異なりますので、ご相談いただければと思います。

もっと詳細なデータや情報を知りたい、「安全持続性能」が高い間取りをつくってほしいという方は、ぜひエースホーム太田店にご相談ください。

尚、お読みいただいた「日常生活動作の専門家の視点を取り入れた家づくり」は、以前エースホーム全国大会で学んだもの。安全性の高い間取りはもともと太田店でも意識的にご提案しておりますが、「安全持続性能」について学んで以来、さらにブラッシュアップした間取りづくりに取り組んできました。
マイホームは長く暮らすことが前提です。年齢を経ても快適で暮らしやすい家を、一緒につくっていきましょう!