人々の暮らしに寄り添い続けるために

こんにちは、代表取締役社長の白石です。
当社の経営理念は「人々の暮らしに寄り添い続ける」。これは私が社長に就任してから掲げた理念ですが、若いころに勤務していた不動産投資会社での経験に端を発しています。

そのころの業務は、ビルを購入して改修や遵法化などで価値を上げてから売却するというもの。不動産と金融が融合したビジネスに興味があり飛び込んだ業界でしたが、大雑把にいうと「安く買って高く売る」という仕事内容にワクワク感はありませんでした。
ある日の夜、管理しているビルに仕事で訪れたときのことです。さまざまな業種が入居している雑居ビルだったと記憶していますが、その中のひとつの居酒屋に入ってみたら、夜ということもあり多くの人々で賑わっていました。昼間の店内と雰囲気がガラリと変わり活気にあふれ、人々が楽しそうに会話をしている光景が印象的でした。
居酒屋ですから当たり前といえばそれまでなのですが、そのとき「自分は料理を提供しているわけでもなく、座を盛り上げているわけでもないが、こういった場所を提供する仕事をしている。それはすばらしいことなのでは」と感じていました。
仕事の性格上、売却の過程でテナントに移転をお願いすることもあるのですが、人が集える場所を提供し続けることはやりがいがあるし、自分に合っていると思いました。

現在の家づくりの仕事にも通じるものがあります。私たちの仕事は、家族が必ず帰ってくる場所、家族が集う場所を提供するということ。私たちが提供した「家」に付随する「安心・安全・快適・健康」は、普段は意識されることがありませんが、毎日 寄り添うように家族を守っています。
そんなイメージをもちながら、お客さまの気持ちやニーズを理解し、共感しながら家づくりをサポートしていく。そして住んでからもよき相談相手としてお客さまと伴走していく。それが「人々の暮らしに寄り添い続ける」という経営理念につながっているのです。