モデルハウス販売ってお得？メリットと注意点をご紹介

こんにちは、一級建築士の白石です。

家を購入する際に、「注文住宅」「企画住宅」「建売住宅」に加え、「モデルハウス購入」という選択肢があることをご存知ですか？

性能・デザイン・間取りのグレードが高い家を、実際に目で見て触って体感してからお得に購入できるということで、昨今人気が高まっています。

今回は、モデルハウスを購入する際のメリットと注意点についてご紹介します。

「モデルハウス」といえば、住宅展示場に建ち並ぶ、各ハウスメーカーが設計力・素材選び・暮らしの提案力を惜しみなく注ぎ込んだ、「住まいづくりの集大成」ともいえる一棟…

そんなイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。

しかし近年では、分譲地などに建てられ、一定期間公開された後に販売される「モデルハウス」が増えています。

建築技術の進化や間取り・デザインのトレンドは日々変化していくため、どんなに素晴らしいモデルハウスでも、時間が経つにつれて時代にそぐわなくなってしまうことがあります。

その点、建築後半年〜1年ほどで販売するスタイルであれば、お客様は常に最新の住まいを体感でき、メーカー側もモデルハウスを解体することなく、次のモデルを建てることができます。

廃棄物を出さず無駄がないこの仕組みは、SDGsの観点からも、環境に配慮した取り組みといえます。

・価格が割安

モデルハウスは展示用に建てられているため、販売時には新築よりも安くなることが一般的です。さらに、家具や家電、カーテンなどがそのままついてくる場合もあり、初期費用を抑えられるのが魅力です。

・高グレードな設備が標準装備

来場者に魅力を伝えるため、モデルハウスには最新の設備や高級仕様が採用されていることが多く、コストパフォーマンスに優れています。

・完成品を見て購入できる安心感

間取りや内装を実際に確認したうえで購入できるため、「イメージと違った」という後悔が少なく、すぐに入居できるのも利点です。

・中古扱いになる可能性

人が居住したことがなくても、展示期間が1年を超えると法的には「中古住宅」という扱いになります。住宅ローン控除や保証制度が制限される場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

・劣化や使用履歴の確認が必要

展示中に多くの来場者が出入りしているため、床や設備に細かな傷があることもあります。また、モデルハウスが宿泊体験型であれば、トイレやキッチンが使用済みの可能性が高いです。住宅会社によく確認し、使用感とコストのバランスが納得いくものかどうか検討しましょう。

・間取り変更ができない

注文住宅と違い、すでに完成しているため間取りや仕様の変更は基本的にできません。自分たちのライフスタイルに合っているか慎重に見極めましょう。

こだわりの家に住みたい、でも注文住宅はハードルが高い…という方にとって、モデルハウス販売は立地やタイミングが合えばとってもお得な選択肢です。

高気密・高断熱、暮らしやすい生活動線、シンプルモダンでスタイリッシュなスクエアデザイン…　ご見学いただいた方々からもとても好評でした。

▶11月中は夜の見学会も行っております。お申込みはこちら
https://shiraishi-kensetsu.co.jp/event/3370/

皆様にお会いできることを楽しみにしております＾＾